感覚

自分は子供の頃から自分の感覚をほとんど使用してこなかった。
なぜだかわからないが自分の感覚よりも他人の作ったものの方がより自分を幸せにすると考えていた。
たぶん幼少期の育てられ方に原因があるのだろうけれど。
以前、友人に「自分の感覚よりも信じられるものなんてない」と言われ、初めてそういう人が存在するのを知った。
ずっとみんな自分と同じだと思っていたからだ。自分が少数派だと知った。

それがここ数年ずいぶんと素直に自分の感覚を信じられるようになった。
理由は思いつかないけれど、どんどん新しい何かを感じている自分に気がつく。そういう日々が続いている。
人間は本来こういう生き物なのかと驚いたりした。
抑圧は何も生まない。自分の感覚でやって駄目ならしょうがないんじゃないか。
最近はそう思う。