小学校の頃は一日か二日頑張ればほとんどの成果が出た。中学になると三日か四日頑張れば試験の成績も良かった。肉体的にも早熟の部類だったから部活でも他の人よりも成果がでた。でも高校に入るとそもそも一週間程度では何も成果がでるものがなくなってしまった。僕はそれでも昔の成功体験を忘れられずに場当たり的に一夜漬けや二日・三日頑張るだけの行動を繰り返していた。当然全く成果が出ずにどんどん僕は自信を失っていった。それでも僕はそれを認めることを拒み、場当たり的な行動をひたすら繰り返していた。全くアホすぎてその事実の方が僕の自信を奪います。大学受験でも僕は全く志望校でもなんでもない大学に行くことになりました。受験勉強をするために高校1年生でサッカー部を辞めたにも関わらずです。全く成績が上がらない僕の勉強方は単純です。全部覚えようとしたのです。これも全く効果がでないのに僕は固執しました。結局センター試験を惨敗で終え、やる気をなくし、最後の最後の2週間だけ自分の頭で考える勉強をしました。ひたすら数学の問題を解きました。そして数学一発受験の試験に合格することができたのです。僕の本当の愚かさはこの一件から何も反省もしなかったことです。普通の人ならば、人生は短期でなせることなんて少ない、計画的にやらねば結局何も達成できない。ということを学ぶと思うのですが、喉元すぎればなんとやら、で全く何も学ぶことをしませんでした。そればかりか、自分の通う大学を見下すありさまで本当に純粋にアホだったと思います。そんな僕は恐ろしいことに本当に今日まで、それに全く気がつくことができませんでした。もう20代も終わろうとしています。手当たり次第にやり散らかしてきた人生で、今はなんとか仕事にありつけていますが、日々、全く成長していません。一日が暮れてゆくのを待つばかりです。夜になれば酒を飲んで現実から逃れられるし、何もかも忘れて眠れるからです。小学校時代の僕が今の僕を見たら卒倒するでしょう。仕事もバイトの子の方ができるでしょう。で、話を戻しますが、先日の1級建築士の試験ので僕は、またも短期的に勉強すればなんとかなるだろうと思い、三ヶ月程度の勉強時間しか考慮していませんでした。(重要な箇所は正月休みでやりましたがその後はほったらかしていました)勉強を初めて見るとその分量の多さと時間の無さで焦るばかりで全く集中できません。本当に大人の考えなのかとあきれてしまいます。なぜギリギリにならないと行動しないのか。書いていて情け無いです。そして結局、どうあがいても時間が足りないことが判明して途方に暮れてやる気も失いました。完全な自業自得です。1級の取得は今年でなんとしても達成したいと思っていたにもかかわらずです。要は見下していたのです。舐めていたなのです。完全に。だからきちんと取り組もうとしないし、後回しにしてしまうのです。僕は今まで失敗したことに対しては舐めていたのです。こんなもんだろうと高をくくってしまい、適当にやる。それが自分のが望んだものに対してもです。自分の望むものに対しても舐めた態度でしか行動をしない僕の性質はなんなんだろう。好きな事を仕事にしたいと望めば望むほど現状の仕事をおざなりにします。望む結果にしか目が行かなくなって現状は完全に無視してしまう。最低な態度です。このような生き方では生きていることに意味はないでしょう。今のままでは今後、何一つとして手に入れることはできないと思います。僕は毎日少しずつやり続けることの威力を全然知らないし、それを信じていなかったのです。しかし、さすがに今回の1級取得失敗でかなり反省をしました。このままでは本当に駄目にしかならないと危機を感じました。今までの失敗の多くは同じ理由だと学びました。その原因を取り除かない限り永遠に同じ失敗を繰り返すことになるだろうし、人生が今以上に充実しなくなるどころか、落ちていくのみだと思い知り、非常に怖くなりました。短期的に情熱を燃やして物事に集中するのは大切ですが、それよりはるかに大切なことは日々の継続です。それが人生において何を成し遂げるかのほぼ全てだと思いました。これからは行動でそれを証明してみえようという気持ちで一杯です。