茂木健一郎ロハスと多様性の講演より

人間の脳は本来多様性である。自分の意識の中ではコントロールできないような欲望や願望が渦巻いている。

しかし、現在の社会では人はある役割を演じることが求められる。それは会社員だったり、主婦だったり、学生だったり。

しかし、それは本来の脳がもつ多様性に反して極めてモノカルチャーなモノを押し付けていることになる。それは脳にとっては良くないこと。

だから、癒しというのは脳の持つ全体性を回復させることなのだ。

→キーワード:全体性の回復。都会に生きる人には自然の芽吹きを。田舎に生きる人には都市的な快適性を。
癒しは一律にあるものではなく、多様にあるもの。モノカルチャーから全体性への回帰。癒しは相対的。その人に合った癒しが存在する。