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 頭の良さも、運動神経の良さも、どちらも、良いほど上達が早い。能力が高い場合ほど、さらに能力を高めることに対して高効率である。すると結果として、どうなるのか。つまり、どんどん差が開く。頭の良い子は、どんどん良くなるから、そうでない子は追いつけない。運動神経が良い子の方が、技をどんどん自分のものにできる。
 こつこつと努力をしていれば、いつか報われる、という教えには、大した根拠がない。そういった実例もほとんどないように思う。ただ、こつこつとやっていないと、もっと絶望的な結果になる、というだけだ。
 こつこつとやること自体が楽しい。これはときどきそう思う。ただ、こつこつと地道に続けることは、ある意味で、工夫を怠っている姿勢だし、自分はこれだけだと諦めてもいるし、慣れてくるから、結果的に楽になって、努力はだんだん少なくなる。ここが、こつこつの最大の欠点かもしれない。