http://d.hatena.ne.jp/kagami/20060930#p3
宮台真司団塊の世代には人口ボリュームがあるのに、見るべき表現者はほとんどいない。僕らの世代(宮台氏の世代)は、連中はみんな馬鹿だと思っている。彼等は、人口ボリュームの多さに奢って、団塊の世代特有の共通前提の中で団塊世代のみで固まっており、何も生み出してこなかった。政治的には欧米のリベラルな流れに付和雷同しただけであり、実際の制度の建設などには無関心で、何もせず、何も生み出さず、ただ人口が多かっただけ」

最近、団塊の世代ど真ん中の人に話を聞くことが多かった。個人的にはとても尊敬している人で大好きなのだけれど、その人の背後に見える団塊の世代への私自身の感覚はまさに上の宮台氏のコメントに近い。もちろん表現者として見るべき人がいないなんて思わないけれど、何か全体的に変化に対しては頑なに拒む印象があるし、現状の問題へは我慢強く対処するけど、根本的な問題への解決に対してはやたらに消極的だ。そして部下や若い人をロボットのように教育しようとするのもわりと共通している。基本的に手足として扱おうとするように感じる。質をもって何かを評価するというよりも、とにかく量が多ければ多いほど高い評価をする感じだ。団塊の世代の大量退職が大きな問題とか言っているけれど、すぐに激変するなんてことはない思う。ただ10年くらい経っ時にはかなり変わっているだろうと思う。