駐輪場

建設中の駐輪場
内部に太陽光を導き入れ無駄な照明を無くす。全自転車をラックに収納することで効率の良い駐輪を目指す。
サイクルラックは、前輪が高く持ち上がるタイプを併用することで各自転車間の幅を小さくできるが、
学校のような短い時間に一斉に利用されるような駐輪場には適さないように思われた。
そこで、低いタイプを前後を逆にして配置することにより適切は幅を確保し、ストレスのない駐輪を目指した。
計画に際しては、有名建築家の作品も含めリサーチを行った。そこで、
構造物としての問題(雪国として視点)と動作寸法の問題、
この2点のいずれかがあると非常に使い勝手が悪いという結果を得られた。
そこから上記のような自転車を収納するという考えを基に具体的な寸法設定が可能となり、
全部材(胴縁から間柱、屋根の受け材)に徹底して溶融亜鉛メッキ処理を行い、
メンテフリーにし北陸特有の気候に対応する計画とし、関係各所の了解をとった。
公共建築はメンテナンスにかける予算が出にくい現状を理解しての対策をとった。