今日。動物

事務所の先輩の飼い犬が死んだらしい。16才。先輩残念だろうな。
道路には原形をとどめていない動物の死骸。絶命の瞬間、彼らは何を思いながら跳ね飛ばされるのか。
本屋の駐車場。捨てられた食べ残しを舐め続ける猫。責めるような目つき睨んでくる。彼にはこちらを恨む権利はあるようにも思う。冬を越せるのだろうか。
車の前を横切るイタチ。俊敏な動き。今日は餌にありつけたのだろうか。
そして我が家の飼い犬。毛布にくるまって眠っている。
生の鮮やかな対比。
人間にも置き換え可能だ。
他者から見る生き方への価値観。
それは「最も根源的な安心を得られる環境を良しとする。」という観念を基にしているのだなと感じる。