「20代の現実は厳しい。夢が遠くに見えて、だから、段々とつらくなる。夢を抱くのはやめときな。抱くなら目標。目標ならいつでも捨てられるから。でも夢は捨てられないだろう? 捨てられない夢にこだわり続ける20代はつらいよ。夢は、目標の先にある。夢には一直線に向かうな。回り道が大事なんだ」萩本欽一

夢には一直線に向うな。回り道が大事なんだ、か。夢より目標。その目標がどんなに夢から遠いと思えても、目の前の目標をクリアしていくしか今の自分には出来ることがない。ならば、覚悟を決めて一度、夢から間逆の方向に、後ろ向きに、一歩踏み出してみようじゃないかと思ったのが去年だった。相変わらず夢からは遠いけれど、それは焦ってただもがいていた頃も同じだった。一歩も前に進めていない絶望感と焦燥感だけがあった。それらは無くなったわけではないけれど、ただ、今は毎日に目標がある。それだけが違う。