求められるままに自分の時間を一つものに費やしていては進歩が無い。最近は良く考えることだ。確かに図面でも何でも書き込めば書き込むほど、作りこめば作りこむほど自満足度も上がるし達成感も得やすい。そして、会社は基本的にはその方向を求める。会社としては個人の成長よりも製品の仕上がりが重要だからだ。しかし、一日のほとんどの時間をそうやって細部の作りこみに終止してしまっていては経験もつめないし、視野も狭くなっていく。確かに作業自体には慣れていくし、仕事だからという思いあるから疑問も持ちにくい。でも、近い将来にPCによって自動化されるであろう作業にいくら時間をつぎ込んでも得られるリターンは低い。そもそも図面は模型は設計を考えたり、人やに伝達するためのものだ。それを作ること自体が目的化してしまって、肝心の設計技術や経験、思考体験がなければ何のために薄給かつ長時間の仕事に耐えているのかわからない。自分の将来の目標と今日の仕事がどうリンクしていくのか意識して働かないと気づいた時には事務所の所員のプロになってしまって、設計のプロへの道はなくなってしまうそうだ。とにかく、いい子ぶってなんでもはいはいやっていても埒が明かない。周りへは感謝しつつも、自分のことはしっかりと主張しないといけない。薄給、長時間は何のためか?もう一度しっかりと頭に入れておかねばならない。