徹夜明けのために走れず。なのでちょっとメモを。ロードレーサーを買ってそろそろ1ヶ月。いろいろと走り出すと最初は知っている場所に行ったりするけれどだんだんといろいろと知らない道を走り出すようになった。大体の方角を太陽の位置、聞いたことのあるようなないような地名を頼りに走る。そうするといかに自分が地元のことを知らないかを思い知らされる。こんな場所がこんなに近くにあったのか!という発見の連続。車では目的も無ければまず行かない。それまでは早朝の霞がかかったダムも、丘から見渡す水田も峠の頂上に広がる青空も、清流に沿って上っていくくねくねした細い道も、通過する町も出会うサイクリストも知らなかった。先日も初めて木場潟に行ったら超快晴の午前中から子供達がカヌーの練習をしていて(今時はそうなの?)、その少し向こうの水面でこれでもかと日焼けした女子大生達がボートのトレーニングをし(暗闇だったら絶対わからない)、潟に隣接する芝生のサッカー場で少年や高校生が試合をしていて(芝生でサッカーて気持ちいいんだよな〜)、お年寄り達はグランドゴルフの大会だった(オレより長生きしそうだ)。潟の外周をマラソンする人達もいた(ようやるよな〜)。そのどの人達も本当に楽しそうで、また豊かそうだった。こんな場所があったんて全く知らなかった。ここ一ヶ月ロードレーサーで走る度にそんな発見が幾度となくあって、その度に「今いる場所で生きることって何だろう?」と思わされた。一つの場所でただ生活をしていることと、そこで本当に生きているのは違うように思えてきた。自分は明らかに前者だった。うまくは言えないけれど「自分の生きる場所は自分で選んでこそ楽しい」のかなぁと思えた。単純だけれどそう思った。