新1級建築士

今回の耐震偽造問題を受けて建築士法が改正されるらしい。

以下おまかな内容(06/28現在)

新1級建築士なるものの創設。

現1級建築士は試験にパスしなければ新1級になれずに降格らしい。

受験資格も大卒のみにするらしい。(実務経験年数の条件などは不明)

設備設計、構造設計の専門資格が創設されるらしい(業務独占ではないらしい)


・詳細はいずれJSCAなどから出ると思うけど、正直今回の改正には全く期待していなかったから驚いた。
 実際に日々の業務で感じることだが、意匠設計者(一般に建築家や建築士と呼ばれる人、主にデザインの設計をする人)達の多くは、構造のことなど一切わからないと言っても過言ではない。多分、素人を一週間くらい缶詰にして合宿させれば足りるくらいの知識なんじゃないかと思う人が本当に多い。わからないというよりも全く興味がないと言った方が適切かもしれない。そんな人達が業務の元請を担うわけだから「早くしろ」と「安くしろ」以外は言わない。そりゃ偽造も起きる。
 だから今回の法改正でそういったなんちゃって建築士や新技術を勉強を全くしない化石建築士が軒並み降格になることは良い事に思う。そして、日々能力を研磨している人達がきちんと競争できる場が出来上がって欲しい。