忘れないうちに

切込み隊長さんのブログより。

「我が国の閉塞感を解く鍵は、我が国に存在していないことを強く認識するとき、はじめて私たちの問題意識や苦悩は開放へ向けて歩み始めるのだろうと考えざるを得ない。」
 http://kiri.jblog.org/archives/001302.html

という一文があった。自分がこのエントリーの内容を正確に理解したとは全く思えない。

ただ単に、上記の一文に目から鱗が落ちたというだけで。

というのは、自分自身が抱える、自分でもよくわからない不安や不満。そして漠然とした希望があって、それらを何とかして解決可能な問題へと昇華させて、解決や達成の域にもっていきたいと常に思っているわけだけども、あまりうまくいかないからだ。

そこで上記の一文。これを自分に置き換えると自分の抱える問題を解く鍵は実は自分自身には無い。ということが言えるかもしれない。と思った。

だから、例えば、建築家になりたいなら設計事務所に勤めて一日中設計室に閉じこもってる場合じゃなくて、世界中を旅しろ。

という、およそキャリアとかスキルとかの対極に答えがあると。

確かに30年設計事務所に勤めている人は、設計事務所の業務をこなす能力は高いが、建築家としての能力はおそらく余り高くない。というより無いのではないか。働く場所(会社)は同じだが、それ以外は全て違うものだと思える。だから、建築家へのキャリアを積んでいるつもりが実はまったく別のキャリアを積んでいるに過ぎない、、、ということになっていると思えなくもない。

つまり、自分が設定する問題や目標に、初めから解答が存在していないことがある。
ということではないか。達成不可能な目標。何をもって達成と言えるかわからないものを堂々と自分の人生の目標や夢に設定していやしないか?

これはちょっと問い直す必要がある。