鈴木大拙


モダニズムと施工精度の最高到達点。
それほど。心の中にすっと空間だけが入ってくる。
決して広くない空間に広がって抜けていく空気。

ただの建物と建築作品は全く違うモノだよ、と言われてるようだ。
建築の裏側に設計者が透けて見える。

目地を合わせること。型枠とPコンのズレを許さないこと。色を統一すること。
石を美しく貼ること。アスファルトを丁寧に施工すること。

それらが当然の事として成り立っている。
やってみるとそれら一つ一つがいかに難しいかわかる。
しかし、だからこその緊張感あふれる空間。

雪の降る日、楽しみな空間だ。