三木小2・勅使小4

三木小学校
屋根ブレースの端部溶接が終了。塗装を待つばかり。

勅使小学校
外付けSRCブレースのコンクリート打設。
玉突き事故の影響で道路が渋滞。30分現場に遅れてしまった。

SRCブレースの色決め。
学校側の理解が得られず、既存色に決定。悔しいがそういう時もある。
校長に不信感がだけが募った。話し合いすら拒否する姿勢に怒りがこみ上げる。
しかし今回は、普段選択肢にさえ入れない色について考えることができた。いろいろな意見を聞くことも出来た。
色には正解は無い。故に奥が深く、また面白い。採用はされなかったけれど自分の中には経験が蓄積されていく。
最近の建築は無彩色が一般的になっているが、一昔前は身の回りはもっとカラフルだったように思う。
無批判に白やグレー、または木肌を使うのではなく、一度自分で様々な色を試してみることが新しいイメージを作り出すのではないか。

このささやかな提案も認められなかった。シンボルカラーの黄色を活かすべきだと思ったのだが。
学校運営は地域の人達の愛着にその多くを負っている。今回の工事では時計台の上部がカット(減築)される。
シンボルとシンボルカラーを同時に失う校舎に必要なのはシンボルカラーを補うことではないか。
また補強部材への着色は、校舎の安全性が高まったことを示す良いアピールになる。
この校舎に我が子や孫を送り出す地域の人々にとっては安心につながるのではないか。
耐震補強工事はあくまで耐震にしかお金を使えない。他の工事は原則認められない。
よってシンボルの復旧などは認められない。
その制約の上で何ができるか、何が必要かを考えた結果でもあった。
私たちの提案によって、少しでも良い方向に話が進めば良いと思った。建築現場はコミュニケーションの場。
しかし、提案すること自体を拒否されると何も生まれない。
今回は得られた事も多かったが反省することも多かった。
是非次回に活かしたい。